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池田理代子さんを読み倒す。(15)『白いエグモント』

2005-12-09 (Fri) 23:36[ 編集 ]
『ベルサイユのばら』の連載中に発表された52頁の短篇です。壮大な歴史物の合間に描かれた等身大のありふれた女の子の学園ラブストーリーは、全ての作風を一旦リセットして基本に返った作品に見えます。1973年(昭和48年)1月10日臨時増刊号に掲載されました。

**あらすじ**
みち子はドジでのろまな高校生。同じクラスの志村くんに憧れるが、クラス委員で美しい林田女史も彼のことが好き。人の足を引っ張るまいと努力しても失敗を繰り返して落ち込みっぱなしのみち子だが、そんなみち子を志村は秘かに心の支えにしていて・・・。

こう言っては何なのですが、良くも悪くもそつのない秀作といった雰囲気です。みち子のドジさ加減は楽しいのですが、『桜京』や『ベルサイユのばら』で圧倒的なキャラの魅力という理代子さんの持ち味をまざまざと見せ付けられているので、ちょっと『エグモント』の登場人物では物足りない気がしてしまいます。ストーリー的にも小さなエピソードを重ねながらみち子の想いが届くまでが描かれるのですが、優しい雰囲気以外に取り上げるべき要素も特になく・・・私が贅沢を言っているようにも思うのですが、次回作として描かれる短篇『ゆれる早春』では同じ学園ストーリーなのにキャラもエピソードも理代子先生の本領発揮と言った意欲作になっていて、それだけに『エグモント』に対してはなんだか惜しい気もしてしまうのです。ちなみに「エグモント」はベートーヴェンの『エグモント序曲』のことで、志村くんがその曲が好きと言う設定でした(^-^) 何かのインタビューで読んだ記憶があるのですが、理代子先生はベートーヴェンがお好きだそうです。

白いエグモント

※現在は入手困難ですが、古本ならAmazonで安価にて入手できることがあります。
検索結果です(^-^)→白いエグモント

「エグモント序曲」が収録されているオススメCDです(^-^)
ベートーヴェン:序曲集「レオノーレ」第1~3番

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