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池田理代子さんを読み倒す。(16)『ゆれる早春』

2005-12-11 (Sun) 02:32[ 編集 ]
理代子先生の短編の中でも最高傑作に近いのがこの『ゆれる早春』。『クローディーヌ・・・!』と並んで完成度の高い作品です。キャラの魅力・繊細なストーリーが絡み合って美しい世界を築き上げている耽美的な一作で、きっとファンの方にも人気が高いのではないかと思われます。『ベルサイユのばら』の連載中、1973年(昭和48年)5月20日21号に掲載された71頁の作品です(^-^)

**あらすじ**
スポーツが得意で女生徒にも慕われる葛西まこと。彼女の通う高校には男子に絶大な人気を持つ咲岡順子と小林圭子という二人の美少女がいたが、傲慢な性格故に女生徒には激しく嫌われていた。ある日彼氏を取られたと泣く友人に、まことは美少女二人を引き離す作戦を提案する。圭子だけに優しくする女生徒たちの作戦は的中し、次第に圭子と順子の仲はギクシャクしてしまう。一人ぽっちになってしまった順子はまことを慕うようになるが、まことが生徒会長の江崎を好きなことに気付いた順子は「江崎に無理矢理キスをされた」とまことに告げる。冷たくしても慕ってくる順子のいじらしさにまことは心を動かされ彼女と時間を共有するようになるが、その想いが互いに強くならないうちに気持ちを断ち切ることを決意して、思い出の教会で順子と最後の時を過ごす・・・。

理代子先生得意の「男性との恋の前の、早すぎる春の恋」のお話です。要するに少女期のプラトニックな同性愛ですね。同じテーマを扱った作品の中でもその色が濃く出ている作品で、憧れを通り越して本当の恋愛に近くなっています。この作品の一番の魅力はやはりキャラクターですね。まことはオスカルに代表される「男装の麗人」キャラ。そして「早熟きんぎょ」とあだ名される順子は「咲き誇る洋蘭」とまことに言わしめ、その愛らしさ満開で慕って来る様は可愛すぎ。その二人の切ない想いが季節ごとに募っていき、別れの決意とともに口付けを交わすシーンでは女の子同士なのにごく自然に胸を締め付けられます。あと、江崎氏がカッコいいです(笑)『ベルばら』連載中で画力が急激に上がった頃の作品なので、キャラクターの美しさが半端じゃないですね。そしてこの作風は、『べるばら』終了後に連載される大傑作学園ストーリー『おにいさまへ・・・』へと繋がっていきます。正にファン必見の繊細で美しい短篇、超オススメです!



ゆれる早春

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収録単行本:池田理代子短篇集(1) 携帯用:池田理代子短篇集(1)

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