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池田理代子さんを読み倒す。(23)『コラージュ』(オルフェウスの窓外伝)

2006-05-24 (Wed) 11:37[ 編集 ]
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「オルフェウスの窓」の第2部ウィーン編で、自分の母と不倫をしていた義兄を銃殺してしまった少年のその後のお話です。事件後アメリカに移住したエンマーリッヒ家。両親は離縁しヴォルフィは記憶を失ってしまいますが、悲劇的な様相を呈していた前半に比べ、終盤は大どんでん返しのハッピーエンド。理代子先生の作品としては珍しく、明るくアメリカンなお話。1978年(昭和53年)、前後編の作品です。

**あらすじ**

寄宿制の女学校に通っているマラベルは、母が再婚したので家に帰る気がせず、親友のドリィの家で夏の休暇を過ごすことにした。シカゴのドリィの家に向かう途中に新聞記者のヴォルフィと出会い、二人は惹かれ合う。しかし、ドリィの家で彼女の婚約者として紹介されたのはそのヴォルフィだった。ドリィを傷つけることを恐れて彼を突き放すマラベルだったが、母の結婚相手に男女の関係を迫られて家を飛び出し、ヴォルフィと結ばれてしまう。ヴォルフィはドリィに婚約解消を迫るが、「マラベルと話したい」と言われて二人でマラベルの元に行く途中、車のハンドルをドリィに取られ、車もろともがけの下に落ちてしまう。事故の知らせを聞いて病院で泣いていたマラベルのところに、マラベルの母がやってきた。マラベルの母とヴォルフィの父が話をしているのを聞いたマラベルは、自分とヴォルフィとが血の繋がった兄妹であることを知ってしまう。しかしマラベルのお腹には既にヴォルフィの子供が宿っていて・・・。

後に、兄妹であるヴォルフィとマラベルの間に出来たクリストファーと、ヴォルフィとドリィが結婚して出来たクレアが出会って恋に落ちます。そして運命の糸に繰られた二人は別れ、そのまた子供のパーシとフランシスが出会い・・・親子3代に渡る悲恋物語かと思いきや、とんでもないどんでん返しが待っています。今まで理代子先生の悲恋物には散々泣かされてきましたので、「たまにはこんなお話があってもいいよね」と思える楽しい作品です。
ちなみにすごく昔のことなのですが、理代子先生の原作・脚本でこの作品と似た題材の舞台があったと思うのですが、どなたか覚えてらっしゃいませんか?新聞に記事が載っていて、確か「アメリカで禁酒法ならぬ禁煙法が制定され」「ウルフと呼ばれる新聞記者が主人公」そして、主演の男優さんが主人公の2面性を演じるのが難しくて面白いというような話をされていました。検索してみたのですが分かりませんでした。ご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さいませ(^-^;)





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