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池田理代子さんを読み倒す。(25)『妖子』

2006-05-30 (Tue) 11:50[ 編集 ]
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「Λ(ラムダ)のとき」でタッグを組んだ池田悦子原作の華麗なるミステリー。推理小説さながらの緻密な駆け引き、妖子の悲しい魔性。自ら選んだ人生ではないのにそう生きざるを得ない苦しみが絶えず押し寄せる物語です。週刊マーガレットに1979年~1983年に掲載されました。

**あらすじ**

妖子は元華族の令嬢として愛されて育ったが、実は死刑囚が悪魔と交わり出来た子供だった。誕生して間もない頃、火事に乗じてすりかえられた事を知った両親は、施設に預けられていた本当の自分の子を探し出し、妖子を殺そうと画策した。あんなに愛してくれた両親が自分を殺そうとしていることを知った妖子はその本能を現し、自分を排除しようとする人物達を追い詰めていく。

妖子は実に華麗に心無い人達を破滅させていくわけなのですが、彼女の運命は悲しすぎて救いようがありません。「ラムダ」の魔里もそうでしたが、心から彼女を愛してくれる人も存在しないのです。肉親は死んでしまい、男性にも利用されて裏切られてばかり。どちらの物語もそうですが、少し幸せなエピソードもあるといいな・・・なんて。でもそこが池田悦子氏の作風なのかも知れませんね。原作の持つ世界が理代子先生の魔性の煌きのある絵柄で美しく展開される様は、この二人がとても相性のよい作家さん同士なのだなと感じます。質の高いミステリーなので、ドラマ化などいかがでしょう?妖子には10年くらい前だったら安達祐実さんがぴったりだったと思うのです。
ちなみにこの作品は、ミステリー好きの私の兄が絶賛していました。男性にも受けてます(^-^)



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妖子(1) 妖子(2)

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