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池田理代子さんを読み倒す。(27)『オルフェウスの窓』第4部(レーゲンスブルク最終編)

2006-06-01 (Thu) 15:07[ 編集 ]
伝説に支配された悲恋の結末は、すべてこの章に結びついています。運命に翻弄された悲劇の恋人達の行く末をしっかり見守ってください。1981年(昭和56年)4月号~8月号に掲載されました。その後、18年の時を経て外伝が連載されます。

**第4部「レーゲンスブルク最終編」あらすじ**

ロシアからアーレンスマイヤ家に帰ってきたユリウスは、アレクセイとお腹の子を失ったショックで廃人同様の日々を送っていたが、ロシアの皇女アナスタシアだと名乗る女性の新聞記事を目にしてから様子が変わってきた。ユリウスの記憶を取り戻すため、姉マリア・バルバラは音楽学校での親友だったイザークとダーヴィトに協力を依頼する。そして彼ら以外にもユリウスを記憶の闇の部分におびき出そうとする人物がいることが分かる。一方、イザークの元にピアニストのヴィルヘルム・バックハウスが訪ねてくる。イザークはロベルタの忘れ形見である息子ユーベルをバックハウスに託し、自分の叶わなかった芸術の高みへとユーベルを送り出すことを決意する・・・。

最期のユリウスの言葉に全てが集約されています。「魂がこんなにも痛みをたえながらたどってきた数々の想いはどこへ行ってしまうのだ。あの苦しみはどこへ、あの悲しみはどこへ・・・あの天地の裂けるばかりの愛はどこへ」。長い間ユリウスの数奇な運命を見守ってきた方にとっては号泣を免れない言葉ですよね。愛ゆえにクラウスを追い、愛ゆえにクラウスに向かって叫びそのせいで彼を失ってしまう。そんな悲しすぎる運命を彼女に用意した「オルフェウスの窓」。しかしどのような悲劇に耐えようとも、人は人を愛せずにいられません。賢者ダーヴィトが言います。「傷つくと分かっていても、人は愛し、希望し、感動せずにいられない。とどのつまり、人間は傷つくように出来ているというわけだ」。愛するものたちは神を恐れず、運命を恐れず・・・そんな風に生きてきて素晴らしい教訓を与えてくれた登場人物たちに、そして誰より、このような素晴らしい物語を生み出してくれた池田理代子先生に心からの敬意を表します。

そしてこの作品は、池田理代子先生の最後の少女漫画になります。7年という歳月をかけて連載される間に理代子先生自身が人生経験を重ね、その作風も絵柄も大きく変わりました。通して読むと最初と最後の絵柄の違いに驚かれる方も多いでしょう。しかしそれは紛れもなく、一人の人間である理代子先生が漫画家として・人間として生きてきた証。人生を作品に投影できる、漫画家としては希少な「芸術家」でいらっしゃると思います。
その後の作品は「大人」を対象に、鬼気迫るほどの人間の真実を模索する作品が続きます。「オルフェウスの窓」や「ベルサイユのばら」を読みながら大人になった方も是非読んでみてください(^-^)

最後に・・・「オルフェウスの窓」という素晴らしい作品に出会えて幸せです。私の一番好きな漫画はこの作品で、多分一生変わらないと思います(^o^)
♪ユ~リウスお前~こそ~、ユリウスお前~こそ~
幸せはあの彼方~ その日まで~その日まで~涙を捨ててゆけ~♪
(↑ご存知の方いらっしゃるかしら・・・ヒント:宝塚)

※「オルフェウスの窓外伝」では第2部で行方不明になってしまった「キース坊や」のその後が描かれています。

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