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映画『デスノート 前編』観て来ました。

2006-07-02 (Sun) 13:04[ 編集 ]
〔送料無料キャンペーン中〕映画「デスノート」オリジナル・サウンドトラック SOUND of DEATH N...

やっと観てきました♪待ち焦がれた映画『デスノート』。以下、激しくネタバレの感想ですのでご注意ください。まだ観ていない方は読まないことをオススメします(^-^;)

***

結論から言うと、めちゃくちゃ面白いです!!今すぐ後編を観たい(>_<) 映像がイイ。役者がイイ。脚本がイイ。音楽がイイ。何もかもがイイ!今までの日本映画に無い迫力のあるエンターテイメント性が感じられました。原作は一回通して読んで「面白いけどこれをどうやって映画化するのだろう」と多少不安も感じたのですが、原作の持つ重要な部分を凝縮し、一切の無駄を省いてより深く人間的な部分を重要視し、更に映画というメディアの持つ良さを最大限に発揮して素晴らしい「原作超え」を果たした映画になっていたと思います。

まず冒頭部分。犯罪者が次々と死ぬ場面から始まります。原作は非常に平坦な始まり方をしたのですが(これは負の主人公・ライトを必要以上にヒロイックに描かない為の演出だと私は解釈しています)、映画は物語をサスペンスとしての核の部分からドラマチックに描き出しています。そしてライトがデスノートを繰るようになる過程も丁寧に描写され、法の裁きを逃れた人物を探りに行ったクラブでのシーンから法の限界を感じて六法全書を捨てるまでのシーンではライトの心境にすっかり引き込まれてしまって、リュークが姿を現すシーンに激しく驚いてしまいました(笑)

ごく普通の感覚を持った詩織という恋人がいたり学校で賭けバスケをしたりするライトのキャラクターは、原作を読んでいる人には「クールなイメージが足らない」と映るかも知れません。しかしその人間的なライトが殺人を重ねる過程を経て詩織までも利用するという悪魔に成り下がる姿を徐々に見せられた方が、普通に生きていて人間の良さや本性を体感している「大人」にとっては自然にこの映画の世界に強い説得力を持って入り込めると思うのです。原作では最初から非情で人間的な欠落が感じられたライトですので、私は映画のライトの方が何百倍も好きですね。生きた血の通った人間が正義を履き違えていく様はもしかしたら誰もが道を誤る可能性があることを感じさせられますし、非常に似たところのある天才二人・Lとライトの違いも自分の幼稚さに気が付いているかそうでないかだけであって、一つ間違えば逆の立場になっていることだって考えられると思うのです。

そして原作に無い、緻密な裏づけ部分。漫画では説明不足だったりご都合主義的と思えた部分・・・例えば、犯罪者の大量突然死を自然現象ではないとデータ的にLが分析したり、時刻の分布から時間表のイメージを割り出したり。原作では一言のセリフで済まされていた部分を学術的に解析することによって、Lが超人的な天才であることや物語の確固とした現実感を観客に与えるのですね。
レイがライトに陥れられる地下鉄のシーンではレイのすぐ横で犯罪者を殺したり、レイにリュークの姿を見せたことによって彼がデスノートに触れたことを観客に示唆したり。通常では考えられないような情報の漏洩をまず上官の名前をデスノートに書かせたことによっていとも簡単に成功させたり。バスジャックのシーンではリアガラスを破壊したり、レイが身分証明書を見せるまでのくだりはレイがそうせざるを得ないギリギリの所まで追い詰めたり。
そういう細かい部分に視覚的な演出を加えたり、一瞬でも矛盾を感じさせないように配慮したりしたことも、少年漫画の域を脱した幅広い層に受ける映画になった要因かと思います。(オリキャラ・詩織のモデルはバスジャックの時にライトが利用した女の子だそうですが、漫画でのバスジャック後の彼女の言動の軽さは現実にはあり得ないですよね(笑))

何より良かったのは、「死をリアルに扱っていること」。どんなメディアでも人の死を描くことに鈍感になってはいけないと思うのですが、その部分を映画では実に重みを持って扱っていて、人が死ぬときの気持ちや残された人の心の痛みが丁寧に描かれていて命の大切さをひしひしと伝えてくれるのです。愛するレイを目の前で失ったナオミの嘆き、利用されて死んでいった詩織の哀れさ。そこに取り残される、観客のやるせなさ。ライトを人間的に描きつつ、悪魔の本性もしっかりと観ている側に植えつける。見事な展開ですね。

役者陣も素晴らしかったです。特にライト役の藤原竜也。もう「ライト」としか口に出せないくらい、彼はライトになりきっていました。セリフを言わなくても何を考えているのか分かる目、表情。一瞬の隙もない身動き。声。何を取っても、若手俳優の中では断トツの実力の持ち主だと改めて思い知らされました。きっとこの映画の成功は、彼の主演なくしては無かったと思います。
対するL役の松山ケンイチは、原作通りのキョドった天才を隈なく再現していてGOOD。やっぱり素の人間が死神付きのライトを追い詰めるってすごいと思いますね。ポテチを持ってライトと対峙するシーン。セリフは全然無くても、二人が何を考えているかが怒涛のように伝わってきました。ライトがあれだけの演出をしたにも関わらず、Lがライトに焦点を当て続けること。挑戦、挑発。宣戦布告。直接対決。原作に無いこの対峙によって、後半の展開を全く予想することが出来なくなりました(^-^;)

ライトの父で警視庁の捜査本部長を演じる鹿賀丈史はさすがの存在感。非常にしっかりした演技で映画全体を支えています。刑事としての正義感に熱い姿勢も、息子を連続殺人犯と疑われる父親の苦悩も痛烈に伝わってきます。
レイとその婚約者を演じた細川茂樹と南空ナオミの、悲劇の恋人達も涙を誘いました。ナオミの本名をどうやって知るのだろう、詩織を交えたそのクライマックスでどうやってライトはナオミを殺すのだろう・・・原作とは全く違った展開だったのでドキドキしながら見入ってしまいました。
オリキャラ詩織の位置づけも良かったですね。原作ではライトに友達がいないことが不自然に思えたのですが、詩織という恋人がいることで説明的な部分も自然にセリフで成り立つし、ライトが元々は普通に正義感のある人間だったのに道を間違えてしまったという部分も際立つし。ミサミサの存在をアピールする数々の布石も見事です。(料理番組を撮影するシーンでは金子監督が出演していて笑っちゃいました(笑))演じる戸田恵理香もなかなか可愛らしく、原作とは少しイメージが違うものの、駆け出しのアイドルっぽいソフトな雰囲気で私は好きですね(原作のミサに惚れ込んでいる人にはズレがあるかも)。あと、妹役の満島ひかりちゃんもすっごく可愛かったです。

個人的に注目していた、一番最初に殺されるシーンの連続強盗殺人犯・日比沢有介役の渡来敏之さんは、登場時間こそ短いものの非常に潔い殺されっぷりでした。あの独特の狂気も充分に発揮されていていい仕事をしているなと。何か他にも秘密の仕事をしているらしいですが、素人の私に考えられるのはリュークのモーションキャプチャーくらいしかないです。実際は何でしょう?正式な発表待ちです(笑)
そしてCGのリューク。いいですね!ライトとの絡みは実に自然なのですが、藤原竜也の演技力とCG職人の方々の努力の結晶かなと。見た目は異様だけどお茶目で可愛い部分もある原作のイメージ通りのリュークでした。動きや仕草もリュークらしさがとても出ていて、何より「生命」を感じるのですよね。3次元で息吹くリュークを見られて嬉しいです(^-^)中村獅童の声もぴったりで、声優としての彼の才能は本職の方に匹敵することを強く感じました。

音楽や音の入り方もすごくいいです。観ているこちらの気持ちを掻き立てるようなミスティックな雰囲気もいいし、地下鉄のシーンでのひたすら聞こえる電車の音も緊張感を高めます。原作を読んでいて展開を知っているはずなのにドキドキしてしまう理由に、音楽の効果も大きかったと思います。(ただ、スガシカオの挿入歌は元の曲を知っているだけに、途中で切れてしまったことが気になってしまいました(^-^;))

他にも良い部分を語るとキリがありません。効果的なカメラワーク、場面にぴったりのロケ地選び、ライトの部屋の美術などなど。デスノートの世界を現実化することに卓越した力を集結させたこの映画は過去の日本映画に類をみないエンターテイメント性を持っていて、あらゆる層の人たちに楽しんで観ることが出来る娯楽作として大ヒット当然の完成度です。既に観客動員数が100万人を突破しているそうですが、きっと口コミでどんどん動員数が増えるでしょう。まだ観ていない人には是非この作品を観てほしいです。
この時代、一体何が正義なのか。殺人犯は殺せばいいという思想がなぜ危険なのか。果たして絶対的な正義は存在するのか。観て楽しんだ後は、そんな事を考えてほしい。そんな重厚なメッセージ性を持った娯楽映画です。後編に期待∞です!

(デスノート感想・愚痴編に続く)

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コメント

TBありがとうございました!

こんばんは。
すごく良かったですよね!
特にキャスティングは文句なしでした♪
後編がかなり楽しみです☆

こんにちは♪

こーいちさん、コメントをありがとうございました。
キャスティングいいですよね~。
藤原君のライトは彼の演技力なら問題ないと思ったのですが、
L役の松山君のなりきりっぷりはサプライズでした(^-^)
彼は一気に人気が出たみたいですね。
後編楽しみですね♪

L?J?b?R?B?B(*'∀`*)

?mー?gに名?Oを書かれた?l間は死ぬ?c
この言?tに惹かれて?A試しに?P巻を買ってみたところ見事に?nマり?A?Q巻から?yしみだった?kが?o場してくれてさらに?nマりました(*^ー^)
?f画は?k(松?R?Pン?Cチ?N)を?yしみに観に?sきました?B会場はほぼ満席で嬉しかったですね♪

?f画の評価は?c?c
実を申しますと?T?_満?_なら?y?R?D?T?_?zってところです?c?Bもしかしたら原作を読まない方が?yに観れたかもしれません?B

*良い所*
?E?kがうまく演じれていた
?E?f?X?mー?gのルールが?Nにでも分かりやすくなっている

*悪い所*
?E?G?L?X?gラの演?Zが最悪?c?q?hすぎる
?E?X?gーリーはきれいにおさまってはいるけれど?A無理に?iめている部分が多?Xある(月を?Lラと決め?tけるの早すぎ)
?Eいらない?Vーンあり
?E戸?c?b理香の演?Zは悪くないけれど?A?~?Tの?Cメー?Wとは?S?R違いすぎる
   などなど?c?c?c
でもそこはお金も払っているのであえて目をつぶり?A?k役の松?R?Pン?Cチ?Nに注目する事にしました♪
?J?b?R?B?Bですね彼は~~(*'∀`*)

なんだかんだ言いつつ後編?yしみです?B今?xこそ?G?L?X?gラの教育ちゃんとしてほしい?c(-_-#)
漫画では?k死んじゃうけどどうなるんでしょうね????yしみですね?B
後編の曲もどうするんでしょうね??レ?bチリの曲本当に良かった☆?f画中に?gわれなかったのが?c?Oです?c?B?Oの曲が良いと超えるのは大変ですよね?B

後編まで?Sヶ月!!!
早く観たい!!!!!

like-marieさん、コメントをありがとうございました♪
携帯からの投稿なので文字化けしちゃってますね。
でも大体何を言いたいか分かります(^-^)
後編楽しみですね!

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