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映画『宇宙戦争』2005/米

2006-07-17 (Mon) 21:03[ 編集 ]
宇宙戦争

昨日の夜、暇だったので映画を観てみました。何も考えずに観たのがこれ。スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」。映像が凄そうだし、スピルバーグなのでハズレは無いだろうと思って観始めたものの・・・(以下ネタバレです)

前半は良かったのですよ。CGを駆使した迫力のある映像と、パニックに陥る人間達のリアルな心理描写。未知なる生物達の圧倒的な力の前にどんなに人間と人間が生み出した文明が非力であるかが恐ろしいほどのリアリティを持って描かれていました。が。
観ているうちに少しずつ疑問が沸いて来て、あの唐突なラストで不満爆発_| ̄|○「もう終わり?!なんじゃこれー!!」と思ってネットでこの作品の事を調べたら、H.G.ウェルズの原作に忠実に作っているらしいですね。それなら納得・・・なんて誰が言うか(゚Д゚)ゴルァ!!あの終わり方・・・ナレーションで完結させてしまう手法ってすごく昔の映画のようだと思ったのですけど、そこに辿りつくまでの映像の重厚感とのバランスが非常に悪いのですよ。家族愛や地球と生物の共存など言いたかったことも分かるのですが、描き方が薄すぎます。そしてラストだけでなく、物語の運び方全てが現在の映像技術との融合に失敗しています。ウェルズが小説を書いた時代より遥かに今の時代は進化していますから、ウェルズが伝えたかったメッセージや理念と言うものを描きたかったら根本から映画の作り方を変えるべき。でなければ作らないこと。迫力のある最新の技術を使って宇宙人の侵略映画を作りたいだけだったのならウェルズが原作である必要はないのですから。
そして数々の矛盾点・・・タイトルは『宇宙戦争』は不適切だとか、何で100万年も待っていたのかとか(その間に異星人側も技術の発展とかいろいろあるでしょうに)正義感が強く戦いに行ったはずの息子が何で母親のところにいるのかとか、なぜ母親一家は無事に暮らしているのだとか、世界中がやられたと言っているけど映像的な描写は一切無いので実は一つの村がやられてるだけちゃうのん的視野の狭さとか、今まで巨大なトライポッドがレーザービームでドッカンドッカン破壊をしていたのに何故トムが隠れていたところだけは宇宙人が来て胃カメラみたいなので隅々を探しているの?とか。ストーリー的な疑問を挙げたらキリが無いです。才能や技術やお金の無駄使いとさえ思います。
映像技術の素晴らしさだけでは良い映画にはならないという見本になってしまったことは非常に残念に思います。同じスピルバーグ監督の『ジュラシックパーク』が大ヒットした大きな要因に、当時開発されたばかりのCG技術を使っての超リアルな恐竜の再現という映画の歴史を塗り替える画期的な進歩があったわけですが、ただリアルなだけではなくその対象が「恐竜」であったこと・・・つまり、誰もが(特に男性)が小さい頃から図鑑で見て憧れてきた「恐竜」を目の前に復活させて走り回る姿を見せてくれたことに大きな魅力があったと思うのです。誰もが目を見開いて、目の前でハントを繰り広げるティラノサウルスにワクワクしたはず。
しかし『宇宙戦争』の場合は、もう散々描かれてきた宇宙人の侵略という絵図を上手く描いただけであり、リアリティを追求した迫力ある映像という点では非常に高い評価に値するものの、それ以外に観客を引きつけ納得させるだけのストーリー的素地に欠ける(または伝える表現に不足がある)。その点に非難は集中してしまうのではないでしょうか。劇場でみたら多分「金返せ」と言いたくなるだろうなぁ・・・ハリウッドの超スペクタクル大好きな私でもそう思わざるを得ない作品でした。

原作です
宇宙戦争
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コメント

確かに

確かに、「宇宙戦争」のSFは凄いんですけど、ストーリー展開とか突っ込みドコロ満載ですね~

そうなんですよね(笑)
突っ込みを覆すだけのSVXというのは
存在しないのかも知れませんね(^-^;)

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