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『浅草ふくまる旅館』第九話/現れた白馬の王子

2007-03-08 (Thu) 23:36[ 編集 ]
3月です。あと数回かぁ・・・。寂しいです。

****************************************

居間で寝ていた大吉は、百瀬の妻・克子にふくまる旅館を取り壊される夢をみた。
うなされて助けを呼ぶ声に驚いてはなが飛んでくる。
目を覚まして大吉は言う。「姉さん、この旅館大丈夫だよね」
はな「借金が増えなければね」
大吉「借金てどのくらいあるの?」
はな「知らない方がいいんじゃない」

翌朝、ふくまる家の朝食。
はながご飯を盛った茶碗を見て良夫が言う。
「軽くって言ったじゃん」
はな「軽いじゃない」
良夫「これは、半分。まあいいけど」
はなは良夫の茶碗を取り上げ、ご飯を足しながら言う。「男のくせに細かいんだから」
良夫「だからいいって言ったじゃんかよぉ」
大吉は一人元気が無い。立ち上がるとその足元がふらついた。
良夫「おいおいおいおいおい」
はな「大丈夫なの?」
大吉が居間を出て行くと、良夫ははなに尋ねた。「どうかしたの?」
はな「いろいろあるんじゃないの」
良夫「ん?」
はな「例えばあんたの事とかさ」
良夫「一番の心配は乗っ取りだろう?」
はな「どちらも百瀬が絡んでるんだよ」
溜息をつく良夫。

朝礼が終わると、嬉しそうに携帯を手にしているたま子に枝里が気が付いた。
風間も枝里に「最近たま子の化粧が変わった」と言う。
男が出来たんじゃないかと言う風間に、枝里は言う。
「ないない。趣味は貯金だし、買い物は100均。パジャマは中学生の頃のを着てるんだよ」
従業員みんながたま子の浮き立った様子に首を捻っていた。

克子は、自ら社長として指揮を執る浅草再開発事業の一環の
ショッピングモール設計図を嬉しそうに眺めていた。
百瀬は心配そうに言う。「浅草のみんなの賛成を得られるのは難しいんじゃないか」

たま子ははりきって工藤の部屋の掃除をしていた。
はりきりすぎて大吉を転ばせてしまうたま子。
休憩室で、たま子は嬉しそうにメールを読む。
「三村」という名の人物からの、昼食の誘いだった。

良夫と圭子は『ひょうたん』でもんじゃ焼きを食べていた。
良夫「どうしたの。さっきから時間気にして」
圭子「1時半に戻るの」
良夫「お客さん?」
圭子「ううん。課長」
良夫「どうかしたの?」
圭子「私、新宿店に移るかも」
良夫「ええっ?!聞いてないよ俺!どうするの?行かないよね。いく気なの?」
圭子「行けって言われたら行かないわけいかないでしょ」
寂しそうな良夫。
その時、良夫は入り口から入って来た客に気が付いた。
圭子「日々状況は変わっていくの。貴方の事は好きよ。でも・・・」
良夫「ちょっと待って」
圭子「待ってじゃないでしょ」
良夫「いいから待って」
入ってきたのは、長身の青年と連れ立ってきた嬉しそうなたま子。
良夫は頭を下げて顔を隠す。
圭子「どうしたの」
良夫「うちの仲居さん。男と一緒」

たま子と一緒にいた青年・三村がふくまる旅館を訪れた。
たま子が嬉しそうに接客し、あじさいの間に連れて行く。
入れ替わりに工藤が外出する。

たま子が三村の部屋でお茶を入れる。
三村は今度書く芝居は老舗の旅館を舞台にしたいので
取材に協力してくれとたま子に言う。

旅館の玄関付近でうろうろしている三村に良夫が気付く。
良夫「あ・・・」
三村「あ、あの。この辺の地図ありますか?」
良夫「ありますよ。どうぞ」
良夫は置いてあった地図を手渡す。
二階の部屋にと戻る三村を見て、良夫は彼がたま子と一緒にいた人物だと気が付いた。
良夫は大吉にその事を言おうと事務室に行くが、
顔を寄せてパソコンの画面を見ながら経理の話をする大吉とはなの姿をみて後ずさりをした。

良夫と圭子は、会社帰りに隅田川の川辺で話をする。
良夫「あれからいろいろ考えたんだけどさ」
圭子「え?」
良夫「決まってるだろ、俺達のことだよ。やっぱり、俺が婿になるしかないよね」
圭子は嬉しそうに良夫の腕に抱きついて言う。
「やっとその気になってくれたの?」
良夫「君の両親が承知してくれるかどうか分からない」
圭子「それは私がなんとかする。こういう時一人娘はいいのよね」
良夫は圭子の傍を離れ、ベンチに座って言う。
「その代わり、うちの旅館には手を出さないって約束を取り付けてほしいんだ」
圭子「・・・なんかうちの親が悪者になってる?」
良夫「少しは知ってんだろう」
圭子「あの辺一体をショッピングモールにするって計画よね」
良夫「うちの親父は再開発には反対なんだ。細々と古き良き浅草を守ろうと思ってる。
巻き込んで欲しくないんだよ」
圭子「それで貴方は、ビジネスオンリーのホテルを私と経営していくってわけ」
良夫「俺は・・・」
圭子「うちのママだって浅草の事を考えてるのよ。馬鹿にしないで」
良夫「おれがいつ馬鹿にして・・・」
圭子は良夫の隣に座って言った。
圭子「そんな考えでやっていけると思う?無理無理。貴方じゃ太刀打ち出来ないわ」
良夫は立ち上がって言う。
「あ、そう。じゃあこの話はなしだ」
歩き出す良夫。
圭子「待ってよ!」
立ち止まった良夫の顔を見つめて圭子は言う。
「・・・どうしていいか分からない」

たま子と三村はジャズバーで話をする。
ふくまる旅館の内部の話まで聞きだそうとする三村。
三村はたま子にイミテーションの真珠のネックレスをプレゼントし、耳元で囁く。
「好きだよ」

大吉が”いずみや”にやってくると、店の前に工藤がいた。
工藤と女将・乃梨子との関係を聞こうとする大吉の前に百瀬がやってくる。
おせっかいを咎める百瀬と、ショッピングモールの事で文句を言う大吉は
取っ組み合いの喧嘩になってしまい、工藤が止めに入った。
騒ぎに気付いて乃梨子が扉を開ける。
工藤は言う。「街も人間も、生まれ変わるのって難しいんだよ」
その言葉を聞いて乃梨子は静かに扉を閉めた。
工藤が行ってしまうと百瀬が言う。
「女将のストーカー、あいつじゃないのか?」

翌朝。朝食時に良夫が突然叫ぶ。
「あ!」
驚く大吉とはな。
良夫「すっかり忘れてたよ。俺ね、昨日見ちゃったんだよ。たまちゃんの彼氏」
大吉・はな「ええっ?!」
良夫「昨日のお昼、もんじゃ焼き屋」
大吉「その人ともんじゃ焼き食べてたの?」
良夫「そう。その男がさ」
大吉「どんな人なんだよ」
良夫「もう!途中で割り込むなよ、今喋ってんだからさ!
うちに泊まってんの。あの、スラッとした二枚目」
大吉・はな「あじさい!」
良夫「その男がさ、おかしいんだよね。
昨日の夜、俺に『この辺の地図はないか』って聞いてきたの。
何で俺が旅館の人間だって分かったんだろう?」
はな「たまちゃんに聞いてた?」
良夫「そうかなぁ・・・」
首を捻る良夫。

二階からの階段を、女性客が転がり落ちてきた。
大吉や受付にいた風間達が慌てて駆けつける。
たま子が慌てて階段を駆け下りてくると、
女性客は荷物を引っ張ったたま子のせいだと大騒ぎをした。
その様子を見て、中に入ろうとした新規の客が帰ってしまう。
二階から降りてきた工藤もその光景を心配そうに見た。

事務室でたま子は、大吉とはなに頭を下げた。
次から気をつければいいからと優しく言う大吉。
その時、旅館にキャンセルの電話が入る。残念そうに電話を置くはな。
大吉はたま子に、三村の事を尋ねた。

たま子と三村が知り合ったのは1週間前。
ビデオのレンタルショップで映画を探していたたま子に、三村が声をかけたのだと言う。
翌日も二人は同じ場所で顔を合わせた。
三村が一緒に映画にいこうとたま子を誘った。
ふくまる旅館で働いて7年。たま子にとって初めての出会いだった。
二度目の出会いは、偶然じゃなくて必然の出会い。デートは本当に楽しかった。
洋服を褒める三村。照れるたま子。嬉しそうにメール交換をする二人。
・・・大吉に思い出を嬉しそうに話しながら、たま子は頬を紅くした。

川辺の喫茶店で、工藤はノートパソコンを使い、フランス語のメールを打っていた。
『彼女にまだ何も言い出せない。このまま黙って去るべきか迷っています』
送信して顔を上げると、テラス席の二人に工藤は気が付いた。
あじさいの間の三村と、腰を打って大騒ぎをした女性客が親密そうに話している。
驚く工藤。

工藤にその話を聞かされ、大吉は事務室で従業員達と打ち合わせをした。
たま子には知らせるなと言う大吉。
そこに真美が慌てて飛び込んできた。三村が克子に電話をしていたのだと言う。
そこにたま子が来て言う。「三村さんが何かしたんですか?」
真美「あの男は百瀬克子の手先なんです!」
その様子を廊下で見ていた三村が慌てて部屋に戻る。
真美の言葉を疑うたま子に、はなは三村と階段から落ちた女性客のことを話した。
たま子は顔色を変え、自分も三村に旅館の事を根掘り葉掘り聞かれた事を言い、
寂しそうに事務室を出てあじさいの間に向かった。
あじさいの間は、既にもぬけの殻だった。

大吉はホテルリンクスに乗り込んで百瀬夫婦に詰め寄るが、克子はしらを切り続ける。
絶対にふくまる旅館はつぶさせないと言う大吉。

休憩室で仲居達がたま子を気遣った。
たま子は首にかけていた、三村からもらったネックレスを外して卓袱台に置く。
たま子の顔に、ふつふつと怒りが沸いてきた。

仕事を追え、たま子が怒りに燃えて仲見世を歩いていると、
通りかかった大吉が声を掛けた。
「どこ行くんだ。あてもないのに探すのは得策じゃないぞ」
大吉はたま子に三村をおびきだすことを提案する。

会社帰りに六区通りを歩きながら、良夫は三村の事を圭子に話した。
圭子「ママがそんな事をするなんて信じられない」
良夫「・・・俺、やっぱりふくまる旅館が無くなるのは嫌だな。
俺が継ぐとかそういうの関係なくてさ、
ふくまる旅館はずっとあってほしいと思うんだよね。
圭子も一度、泊まりに来いよ」
圭子は寂しそうな顔をする。

たま子は浅草寺に三村を呼び出した。
三村は取材のふりをしてたま子の話をメモに書きとめようとする。
たま子「面白い芝居になるといいわ。本当に書けばね」
ビールの缶を握りつぶすたま子に、慌てて三村は逃げようとするが
行く手に大吉が立ちふさがった。
大吉「あんたがうちのたまちゃんにしたことは、男として恥ずかしいことだよ」
三村「・・・すみません。実はお袋が急に入院することになって、金がなくて」
たま子が涙をこぼす。
その時、橋爪巡査が自転車で通りかかった。
泣いているたま子を見て心配する巡査に、大吉は彼がシナリオライターの人で
たま子はシナリオを聞いて泣いているだけだと説明した。
巡査が行ってしまうと、三村が礼を言った。「ありがとうございました」
大吉「三村さん、嘘っていうのはな、こういう時につくんだよ」
たま子は持っていたネックレスを取り出すと、三村に言った。
「私、こんな偽物でも本当に嬉しかったです」
三村にネックレスを返すたま子。
三村「すみませんでした」
たま子「もう、行って下さい」
三村が去ると、大吉はたま子に言った。「観音様みてぇで優しいんだな」
たま子は涙を流しながらも笑顔で言う。
「だんな様がいてくれなかったら、バキバキのボコボコです」
大吉の笑顔に、たま子の笑顔が消える。
たま子「だんな様。私、悔しい」
大吉はたま子に胸を貸す。大吉にすがってたま子は号泣した。

大吉は”いずみや”にたま子を連れて行った。
三村に勧められた映画の中の老夫婦の話をして「あれが理想の夫婦ですよね」と
たま子が乃梨子に言うと、乃梨子は戸惑ったように頷いた。
先ほど号泣したのが嘘のように、たま子は嬉しそうに話をしていた。

****************************************

○今日の「ふくまる浅草Map」

『鎮護堂 おたぬき様』



おたぬき様で親しまれている鎮護堂は、
明治16年、浅草寺に住み着いた狸の乱行を鎮める為に作られました。
防火・防難避け・商売繁盛の守護神が祭られています。

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良夫と圭子の濃いの行方はどうなってしまうんでしょうね。
二人の家の仕事を考えると、親同士の中が悪くなくても結婚は難しいような気がします。
公式ページのコンテンツ『浅草ロミジュリ物語』に、圭子役の北川弘美さんが
「圭子はいつも上から目線」と書いてました。
ツンデレで上から目線で・・・ドSですね(笑)

そして予告に「槐」こと高杉瑞穂キター!!
(美罠DVD発売記念トークショー、抽選に漏れましたよグスグス_| ̄|○)
佑磨くんとの絡みがあるかなと楽しみです。

※佑磨くんのNHK主演ドラマの製作発表が行われました。
時代劇での主演、超楽しみです♪♪♪
宮本昌孝原作「夏雲あがれ」
http://www3.nhk.or.jp/drama/html_news.html#yg3

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公式ページ:浅草ふくまる旅館

サントラ:

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主題歌:夏川りみ/フルサト

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