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池田理代子さんを読み倒す。(35)『エロイカ』(後に『栄光のナポレオン』に改題)

2007-04-02 (Mon) 23:25[ 編集 ]
『ベルサイユのばら』連載終了後、理代子先生が描きたかったのはフランスの英雄(と言われた)ナポレオンだったそうです。そして革命を生き延びた『ベルばら』の登場人物・・・アラン、ベルナール、ロザリー達にナポレオンを見守らせながら、ナポレオンの栄光への道と帝国の崩壊の様を深く掘り下げて描いたこの劇画は、ナポレオンを識る上でとても役に立つのでもはや重要な歴史読本とも言える作品に仕上がっています。1986年(昭和61年)5月~1995年1月まで9年に渡って「婦人公論」に連載されました。理代子先生の一番長い劇画です。

**あらすじ**
革命後のパリ。権力争いは混乱を極め、民衆はフランスの安寧を望んでいた。そこにコルシカ出身の軍人、ナポレオンが登場する。連戦を重ねる彼を民衆は英雄と奉り、その胸に宿る野望をフランス国民は見抜くことが出来なかった。それをいち早く察した革命の精神を貫くアランとベルナールは、ナポレオン暗殺を決意するが・・・。

ナポレオンがいかに栄光への道を駆け上り、そして自ら築いたナポレオン帝国を崩壊させてしまったか。その背景にはどのような外交情勢があって、ヨーロッパは、フランス国民はどのように混乱していたか・・・。このストーリーの全容を語るには多分、本を書かなきゃならないです(笑)理代子先生はナポレオンとその時代、人間達の精神を描くに当たって、「ベルサイユのばら」に登場した人物達を起用しました。革命精神をそのまま胸に秘めているアラン、ベルナール。そしてロザリー。民衆がナポレオンを持ち上げるようになる様を冷静に見つめ、どのような問題があったかを彼らは分かりやすく読者に伝えてくれます。これはもう、読んでくださいとしか言えないです(^-^;) 男性を主人公に描くことが稀な理代子先生ですが、先生の描く若い頃のナポレオンはとても美しく、魅力的なことこの上ありません。ジョゼフィーヌを愛しぬくナポレオンにはかなり苛々させられますけどね(笑)英雄と呼ばれた一人の軍人・ナポレオンと、フランスという国の辿った軌跡を是非ご覧になってみてください。

※欲を言うと、宰相バラスやカトリーヌ、ベルナールはアシスタントさんではなく理代子先生に描いて欲しかったなと思います。理代子先生の流麗な絵が好きなので、絵柄の差が気になってしまいます(^-^;)

 

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